あんにょん・サヨナラ

最後にひとつ、必ず私の手で整理しなければならないことがまだ残っている。

イ・ヒジャの父はアジア太平洋戦争中に日本軍に徴用され、中国で戦死した。日本政府から、父について何の通知もなく、彼女が父の死の詳細を知るのは90年代に入ってからのこと。その上、父は遺族の知らないうちに靖国神社に合祀されていた。父の命日に、父が死んだ場所へと旅するイ・ヒジャを追い、在韓遺族にとっての合祀の意味を訊ねる。墓石にアボジの名前を彫れるその日まで…。イ・ヒジャの願いを共に叶えようとする日本の友人の姿は、イ・ヒジャの旅に新たな意味をもたらした。

解説

このドキュメンタリーは日本と韓国の共同制作で、しかも、両国のスタッフは戦争を知らない世代とこのプロジェクト自体、大きな挑戦でした。終戦から60年が経ちましたが、私たちはまだ、過去の戦争から自由になれないでいます。そして両国の歴史認識に大きな溝作ってしまった、靖国問題。靖国はただ、「戦没者が祀られている神社」なのでしょうか。このドキュメンタリーでは、日本の遺族、韓国の遺族、靖国に賛成する人、反対する人や研究者など、様々な立場の人へのインタビューからそれを浮かび上がらせています。日韓共同で靖国神社の問題に正面から取り組んだ、世界初のドキュメンタリーは世界中で大きな反響をまき起こしています。(作品資料より)

2006年7月8日よりポレポレ東中野にて

  • 配給
  • 「あんにょん・サヨナラ」上映委員会
  • 製作国
  • 日本=韓国(2005)
  • ジャンル
  • ドキュメンタリー 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:キム・テイル

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