カクタス・ジャック

気を失った恋人の父親を拉致するはめになった青年ジャック。しかしそれは誘拐犯が狙っていた相手だった!

青年ジャックの目の前で、ひょんなことから恋人の父親であり、街の実力者として恐れられているカボスが気を失ってしまった。しかもジャックが助けを求めに外へ出ている間に、カボスに恨みを持つ掃除係のチーノが、カボスのスーツや時計をはぎ取って外へ出た。友人を連れて部屋に戻ったジャックが目にしたのは、下着姿のカボスだった。一方、そんなことは露知らず、カボスを誘拐しにやってきた2人組は、まちがえてカボスの服を着たチーノを襲撃し、拉致してしまった…。

解説

『アモーレス・ペロス』の公開以来、日本にも作品が少しずつ入って来るようになったメキシコ映画。本作は2005年のサンダンス映画祭に出品され、同年のメキシコMTVアワードで最優秀作品賞を受賞するなど話題を呼び、メキシコ本国で大ヒットした作品だ。「まちがえて別人をさらってしまう」という設定は、実際はともかく、映画では珍しくない設定だが、ここで誘拐犯のグループよりも、そのきっかけになったジャックとその仲間たちのボンクラぶりに、より焦点が当てられている。暴力描写はあるものの、全体的にはコミカルなタッチだ。「あるわけないでショ」と突っ込みを入れたくなるような展開もさることながら、登場するキャラクターが連鎖反応を起こすように絡み、笑いを増幅させて行くのは見ていて気持ちがいい。

2006年7月29日よりシネセゾン渋谷にて

  • 配給
  • エレファント・ピクチャー
  • 製作国
  • メキシコ(2004)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・脚本:アレファンドロ・ロサーノ
    出演:トニー・ダルトン/ペドロ・アルメンダリス・Jr

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