真昼ノ星空

愛したときに、あなたはいない。

リャンソンは台湾人の殺し屋だった。今はひとつの仕事を終え、沖縄に身を潜めている。孤独はとっくになれてるし、生活は穏やかだ。でも本当に心が静まるのは、キラキラ光るプールの水の中だけだった。土曜の夜のコインランドリー。けだるい足取りで、彼女は必ずやって来る。寂しげで美しい彼女の横顔。胸が高鳴る。「あなたが好き。」と彼は由起子に伝えた。これがはじめての恋だと。けれど由起子は、彼を愛することができなかった。サキは、誰も来ない市民プールの受付に座っていた。いつまでもこの退屈な真昼が続いていくように思えた…。三人の孤独は、ゆるやかに交差する。それはどこまでも青く澄んで、何もかもを見透かす光のようで、少しだけ、痛い。

解説

沖縄で映画をつくり続けている中川陽介監督の最新作は、やはり沖縄でした。出演は、数々の映画・ドラマに出演し、その優しくも凛とした佇まいで誰もが知る鈴木京香、リリースする曲ほとんどが台湾ではチャート1位になるシンガーであり、俳優としても華流を代表するアジアのトップスター、ワンリー・ホン。『リンダリンダリンダ』の生き生きとした魅力も記憶に新しく、実は映画初出演の本作で瑞々しい演技を見せている、香椎由宇。実力のある3人の俳優たちが繊細に織りなす、寡黙な恋人たちの物語。銀色に輝くプール、細い夜の路地、星空さえも見えそうに、どこまでも澄む青い空…。触れ合ったら彼らの孤独は、その瞬間にどこまでもすれ違ってゆく。(作品資料より)

2006年6月24日よりユーロスペースにて

  • 配給
  • ホリプロ、スローラーナー
  • 製作国
  • 日本(2004)
  • ジャンル
  • ラブ・ストーリー 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:中川陽介
    出演:鈴木京香/ワン・リーホン/香椎由宇

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