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ドッグ・デイズ

猛暑。負のエネルギーを溜め込んだ「普通の人々」の日常が、暴走する・・・。日本公開さえ危ぶまれた衝撃作!

一年中で最も熱い数日間(ドッグ・デイズ)。ウィーン郊外の住宅地に住む一見「普通」な人々は、熱にうなされたようにそれぞれの欲望を解き放つ。暴力を奮う恋人と別れられないクラウディア。子供を事故で亡くし離婚したものの、同じ家に同居し続ける元夫婦。目的のないヒッチハイクを続けては、騒々しく不愉快なおしゃべりで運転手を怒らせ、結局いつも車道に降ろされてしまうアナ。孤独な人々の負の感情に溢れた日常は、性と暴力への欲望をはらんで暴走する。

解説

オーストリア中産階級のすさんだ日常を、真正面から描いた衝撃作。彼らが住むのは、画一的だが広い庭つきの建て売り住宅。決して貧しく、機会に恵まれない人たちではない。それなのに誰一人として幸せでない日常に、出口の見えない絶望感が色濃く漂う。フラストレーションの溜まりきった人々の性と暴力への要求が暴走する内容は、あまりに衝撃的で日本公開が危ぶまれたほど。またただ1人、一見して“マトモじゃない”とわかる。ヒッチハイカー・アナのおしゃべりなど、うっかり彼女を乗せた運転者だけでなく観客の神経をも逆なでし続ける。不快な描写の連続なのに、思わず惹きつけられる不思議な魅力がある本作。2001年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞受賞もうなずける。

2006年05月06日よりシアター・イメージフォーラムにて

  • 配給
  • ダゲレオ出版
  • 製作国
  • オーストラリア(2001)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・脚本:ウルリヒ・ザイドル
    共同脚本:ヴェロニカ・フランツ
    出演:エーリヒ・フィンシェス/マリア・ホーフステッター/ヴィクトール・ラートボーン/アルフレート・ムルヴァ

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