トリコロール 赤の愛

ヨーロッパ統合に向けて企画された、フランス国旗をモチーフに短期間で製作された三部作の最終編。

バランティーヌは、ドーバー海峡の向こうにいる恋人の電話を頼りにモデルの仕事をしながら毎日を送っている。通りを隔てたところには司法試験を目指しているオーギュストが住んでいた。或夜、仕事の帰りに飛び出してきた犬を車でひいてしまったことからひとりの初老の男、ジョゼフ・ケルヌに出会う。ジョゼフは、今や盗聴に人生の真実を見いだす退官判事だった。恋人同士、ヘロインの密売者、妻に秘密でホモセクシャルな関係を維持している男たちの会話を聞きながら、彼はバランティーヌの博愛主義を冷たく笑い、彼女の話から彼女の弟の父親が違うこと、彼が麻薬に溺れていることを言い当てる…。

解説

ポーランドの監督クシシュトフ・キェシロフスキはTVシリーズ「十戒」、『ふたりのベロニカ』などを手がけ今や、東西冷戦終結後のヨーロッパを象徴するシンボル的な監督となっている。製作はマラン・カルミッツ、音楽にはズビグニエフ・プレイスネル、撮影にはピョートル・ソボシンスキがあたっている。脚本も長年監督と共同で執筆しているクシシュトフ・ピェシェヴィチが担当。また映画の後半部では『青の愛』『白の愛』に出演していた俳優たちが勢揃いで登場している。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • フランス(1994)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
    出演:イレーネ・ジャコブ/ジャン・ルイ・トランティニャン/フレデリケ・フェデール