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地獄船モルガン

漁船サウザーン・クロス号の船長アイラ・モルガンは「地獄船モルガン」の異名を取った荒くれ男だった。ある時彼が自慢話をしているのを、旅人ジム・アレンは冷嘲して彼に殴り倒された。しかしモルガンはジムが飢えて弱っているのを知ると、かえって彼の勇気をめでて自分の船に雇う事にした。間もなく2人は心からの友情で結ばれた。ある港でモルガンはメリー・テーラーと言う貧に迫った娘を知り、同情して彼女を自分の船に乗せる事にした。ジムはバカげた事だとモルガンを笑い、メリーを嘲ったが、彼女を愛しているモルガンは出帆前に結婚した。ジムは改めてメリーに自分の態度を詫び、航海が進むに連れて2人は深い恋に落ちた。しかしモルガンのためにお互いにできるだけ避けていたが、一夜秘密を船員コヴァンシに見られてしまった。コヴァンシは他言せぬ代償にモルガンが結婚の記念に送った真珠を要求した。やがて秘密はモルガンにも知れるときが来た。丁度その頃船は暴風雨の中に突進し、個人的な感情にとらわれているときではなかった。難破しかけた船を救うため、ジムは帆綱を切りにいき、見事槍終えたが負傷して荒れ狂う海中に転落した。モルガンは憎しみも打ち捨てて危険を冒しジムを救ったが、自分は背骨を折って廃人に等しいからだとなる。嵐は静まり、船は港へ急いでいた。メリーは廃人となった夫に一生を捧げる決心をしたが、モルガンは愛しあう2人の為に秘かに身を大海に投じて藻屑と消えた。航海日記にはモルガンの最後の手記が「行く手は天気晴朗なり」と書かれてあった。

解説

「歓呼の涯」「濡れた拳銃」のジョージ・バンクロフト、「八点鐘」「百万弗小僧」のアン・サザーン、「荒馬スモーキィ」「暁の砂漠」のヴィクター・ジョリーが共演する映画で、「森の男(1933)」のハロルド・シューメイトが書き卸した台本により、「僕は軍人」「灼熱のタイヤ」のD・ロス・レイダーマンが監督し、「空の殺人光線」のヘンリー・フロリヒが撮影した。助演者は「濡れた拳銃」のジョージ・レガス、かつて名のあったハワード・ヒックマン、ラルフ・バード、ロロー・ロイド等である。

  • 配給
  • 製作国
  • アメリカ(1936)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト