ギリシャの圧制や反乱の歴史を背景に、国内を巡業する、旅芸人一座のドラマ。
1939年の晩秋、ギリシャ。そこにおりたった、11人の旅芸人一座。座長アガメムノン、妻クリュタイムネスト、長女、次女とその幼い子供の5人の一家に、先頭をゆくピュラデス、詩人と呼ばれる青年、アコーデオン奏きの老人らだ。一行のそばを通りすぎていく男が明日の午後、ドイツ情報相ゲッベルス閣下が、オリンポス見物の途次、エギオンを通過すると告げる…。1939年から1952年までの14年間の歴史を、波乱に満ちた旅芸人一座の生きざまと共に描いたドラマ。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
解説