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霊 リョン

私は誰?封印されていた記憶が甦るとき、悪夢は現実となる…

ある時期を境に過去の記憶を失ったジウォン(キム・ハヌル)。治療を受けながら大学に通う日々だが、親しく付き合う友人もおらず、家に帰れば、夫を亡くしてから塞ぎ込んでいる母親(キム・ヘスク)の愚痴が待っていた。唯一、心安くできるのは、兵役を終えて復学した年上の同級生ジュノ(リュ・ジン)だけだ。ある日、高校の同級生だと名のる女性が現れて以来、ジウォンは悪夢にうなされるようになる。そして次々に奇怪な溺死事件が発生する…。

解説

自分は本当は何者なのか。ここのところが揺らぐと、人間、生きるのが辛い。本作の主人公ジウォンも表面的には平穏に過ごしているが、内実は拠り所となる自己の欠落に苦しんでいる。ところが、たとえ記憶を失っていても過去は執拗に追いかけてくる。「もういいかい まあだだよ」という、幼い日のかくれんぼの歌に秘められた戦慄と共に。本作が長編デビューとなる新人監督キム・テギョンは、陰湿で古典的な苛めに端を発する憎悪と復讐の連鎖というホラー映画の基本を踏まえつつ、血糊ではなく、絶望の涙から発生する水の恐怖によって、ひたひたと追いつめる手法を取り、ホラー初挑戦のキム・ハヌルほか俳優陣が見せる微妙な表情の変化にも要注目のサイコ・ホラーに仕上げている。

2005年8月20日より新宿ジョイシネマ3にて

  • 配給
  • ハピネット・ピクチャーズ、ツイン
  • 製作国
  • 韓国(2004)
  • ジャンル
  • ホラー 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:キム・テギョン
    出演:キム・ハヌル/ナム・サンミ/リュ・ジン/キム・ヘスク

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