夢の中へ

インディペンデント映画の異端児、園子温の俺様映画

役者歴10年だが、未だにブレイクしない鈴木ムツゴロウ。同棲中の恋人・タエコは売れない彼に愛想をつかしているが、鈴木には三流劇団の女優・ランコという愛人がいる。そんなある日、鈴木に小便がしみるという異変が……。すぐに性病だと直感した鈴木は、ランコと同じ劇団員が小便を痛がっているのをみて、ランコを追及するが、逆に家を追い出されてしまう。さらに自分の家に帰ると、今度はタエコが家出の準備。そんな一日が終わり、倒れこむように眠った鈴木だが、夢の中で彼を待ち受けていたのは、なんとテロリストになった瀕死の自分だった! 目が覚めると、今度は父親そっくりの男に尋問を受けている。これは夢か現実なのか? それとも夢に現実が侵食されているのか? 

解説

2001年に女子高生の集団自殺の狂乱を描いた『自殺サークル』で話題を呼んだ園子温の最新作は、園の分身ともいえるムツゴロウが遭遇する摩訶不思議な夢を描いたもの。“自主映画界の異端児”とも囁かれる園だが、本作も撮影期間はわずか2週間。“俺”映画としてまたもや日本映画のタブーに挑戦している。出演は、舞台「城」での主演の記憶が新しい、『この世の外へ クラブ進駐軍』の田中哲司。また、村上淳、オダギリジョー、夏生ゆうな、市川実和子をはじめ、温水洋一、岩松了、園組の常連でもある麿赤兒など、日本映画には欠かせない豪華出演者が脇を固めているのも注目。

2005年6月11日よりテアトル新宿(レイト)にて

  • 配給
  • アルゴ・ピクチャーズ
  • 製作国
  • 日本(2005)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:園子温
    出演:田中哲司/夏生ゆうな/村上淳/オダギリジョー

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