ガラスのうさぎ

終戦60周年を記念して、世代を超えて読み継がれてきた名作がアニメーション映画化!

太平洋戦争末期、日本は、物資の供給も少なくなり、戦況は日々厳しくなっていた。東京の下町に住む少女・敏子は、そんな中でも慎ましやかに家族と共に暮らす幸せを感じていた。やがて両親は、激しさを増す空襲から子どもを安全な場所へと逃れさせるため、ついに敏子と二人の妹を西宮へと疎開させるという苦渋の決断をする。しかし、両親が恋しくなって実家に戻る妹たちを待ち受けていたのは、おりしも開始された東京大空襲だった・・・。

解説

原作「ガラスのうさぎ」は、27年間ロングセラーを続け、今日まで210万部を超えるベストセラーとして多くの人々の間で読み継がれている。アニメーションとして蘇った本作は、世代を超えて戦争の悲惨さ、家族の大切さ、命の尊さを我々に伝えている。普通の少女に突如訪れる家族の離散と、死別の悲しみが少女を一人前の人間に変えていく成長の物語。主人公同様、我々自身が歴史を乗り越えて強く生きていかなければならないことを改めて実感させられる作品だ。兄の出征に際し「決して命だけは落とさないで」と訴える母親の姿に、普遍的な愛を感じずにはいられない。また、ラストに流れる新妻聖子の歌う主題歌は透明感に溢れつつも、戦争を生きぬいた一人の少女の力強い意志を感じさせる素晴らしい演出となっている。

2005年5月14日よりシネ・リーブル池袋(モーニング)にて

  • 配給
  • 「ガラスのうさぎ」製作委員会
  • 製作国
  • 日本(2005)
  • ジャンル
  • 戦争 ドラマ
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:四分一節子
    出演:竹下景子/最上莉奈/原康義/岡珠希/安谷屋なぎさ
    原作:高木敏子
    音楽:大島ミチル
    歌:新妻聖子