ヒナゴン

小さな田舎町で起こった愛すべき大騒動が、信じることの喜びを教えてくれるハートフル・ドラマ

小さな町、比奈町で、30年ぶりに怪物ヒナゴンの目撃情報が続出した。子供の頃にヒナゴンに遭遇していた町長のイッちゃんは、早速、役場に「類人猿課」を復活させる。東京から帰省した信子は、幼なじみの教師、順平とともに類人猿課で働き始める。順平は、子供たちにヒナゴンの絵を描かせようとするが、便利な世の中に生きる現代っ子たちに、未知の動物を想像することは容易ではなかった。同じ頃、比奈町に隣町との合併問題が持ち上がり、類人猿課も存続の危機に立たされる…。

解説

本作は、1970年の夏から広島県比婆郡西城町で実際に起きた「ヒバゴン騒動」をモチーフにした、ちょっぴり切ない人間ドラマ。物語は、実際のヒバゴン騒動終息宣言が出された75年から30年後から始まる。不況、過疎、合併という問題を抱えた小さな町で暮らす住人たち、子供たちが、怪獣ヒナゴンを通じ、夢を信じる喜びを学んでいく。原作は、直木賞作家、重松清の「いとしのヒナゴン」。実は本作は、「井川遥主演の映画」を作るために書き下ろされた。井川遥は、物語の語り手として信子役をチャーミングに演じている。永ちゃんファンの荒くれ町長、イッちゃんを演じるのは伊原剛志。イッちゃんの側でアタフタして笑わせるのが、上島竜兵。こんなデコボコ・コンビも妙に可笑しい。夢だけでは食べていけないけれど、忘れてしまったらすごく寂しい、そんな気持ちにさせてくれる物語だ。

2005年7月30日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開

  • 配給
  • ビデオプランニング、シネマクロッキオ
  • 製作国
  • 日本(2005)
  • ジャンル
  • ドラマ コメディ
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:渡邊孝好
    原作:重松清
    出演:伊原剛志/井川遥/上島竜平/雪村いづみ/鶴見辰吾/松岡俊介/柳屋花緑/嶋田久作/豊原功補

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