花と蛇2 パリ/静子

パリの空の下、人妻・静子のエロスが開花する、その時夫は…

美術評論家の遠山隆義(宍戸錠)は、画壇の老大家・及川(品川徹)から、妻・静子(杉本彩)を想像して描いたという春画を見せられた上に、若く美しい妻を持ちながら、やり残したことはないのかと問われて動揺する。ほどなくして及川が急逝し、遠山は、及川のかつての弟子で、パリに住む不遇の若手画家・池上亮輔(遠藤憲一)への援助を続けるべきかどうかの判断を静子に委ねる。早速、パリに赴いた静子に池上は、モデルになってくれればいい絵が描けると口説くのだった…。

解説

SM小説界の巨匠・団鬼六の代表作を、主演・杉本彩、監督・石井隆のコンビで映画化した第2弾。前作ですでに肉体的な限界を越えたはずの杉本“静子夫人”彩だが、今回、さらなる過酷な縛りと責め技に挑んでいる。何しろ本作のテーマは「狂気の愛」。それは、親子ほどの年齢差ゆえに、妻への倒錯的な愛と欲望に溺れてゆく遠山の、あるいは、画壇への衝撃的なデビューを目論む池上の狂気でもあるが、なんと言っても、肉体を晒し、魂を解放する快感に目覚めた静子の突き抜けた狂気なのだ。肝心なのは、秘められた欲望にどれだけ忠実になれるかということ。老いも若きも「我が人生に悔いなし」の境地に至るには、自分の中の眠れる狂気を呼び覚ますべしと、解放の旗手・杉本彩はカラダを張って挑発している。

2005年5月14日よりシアター・イメージフォーラム、新宿トーア、銀座シネパトスほか全国にて

  • 配給
  • 東映ビデオ
  • 製作国
  • 日本(2005)
  • ジャンル
  • アダルト ラブ・ストーリー
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:石井隆
    原作:団鬼六
    出演:杉本彩/遠藤憲一/不二子/荒井美恵子/宍戸錠 ほか

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