PEEP“TV”SHOW

現実感を抱けずに“PEEP=のぞき見”を繰り返す2人が、裂け目から見た“リアル”とは?

真夏の渋谷駅前スクランブル交差点に座り込んでは、女性の脚を盗撮している男・長谷川。そんな彼にただ一人気がついたのは、ゴスロリ(ゴシック&ロリータ)少女の萌だった。萌はある日、長谷川が落とした小さな紙切れを拾う。そこには、長谷川の開設した「PEEP“TV”SHOW」という盗撮映像を流すサイトのアドレスが書かれていた。リアリティを感じられず日々を空虚に過ごしていた萌は、過激なサイトの内容に興味を抱き、「自分も仲間になりたい」と長谷川に接触する。

解説

NY同時多発テロのニュース映像を「美しい」と感じてしまった男と、まるで自己を守るヨロイのように、ゴスロリで全身を固めた少女の出会いを描く。現実感の倒錯してしまった2人は「PEEP=のぞき見」にのめり込んでいくが、サイトを通して、自分たちのように壊れてしまった多くの人々と出会う。ひきこもり、革命家志望のフリーター、過労サラリーマン、風俗嬢…。断片的なエピソードは絡み合い、健全さなどかけらもない“日常”を、ドキュメンタリーさながらに浮かび上がらせていく。

2005年3月26日より渋谷シネ・ラ・セットにて

  • 配給
  • スローラーナー
  • 製作国
  • 日本(2005)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・脚本・編集:土屋豊
    共同脚本:雨宮処凛
    出演:長谷川貴之/ゲッチョフ・詩/上田昭子/梨紗子 ほか