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ブエノスアイレスの夜

運命は、否応なく2人を結び合わせる…

父の危篤の知らせを受けて、20年ぶりに故郷ブエノスアイレスの土を踏んだカルメン(セシリア・ロス)。かつての軍事クーデターで、非情な体験をして以来、彼女はアルゼンチンを離れ、過去に決別するように生きてきたのだ。久しぶりに再会した家族にも背を向け、こっそりと借りたアパートで、カルメンが壁越しに耳を傾けるのは、若い男が朗読するエロティックな言葉の数々。声の主は、顔を見せない条件で雇った男娼・グスタボ(ガエル・ガルシア・ベルナル)だった。

解説

オイディプスの悲劇を彷彿とさせる、この哀しくも美しい物語は、ラテン系男優注目度No.1のガエル・ガルシア・ベルナルと、アルモドバルの『オール・アバウト・マイ・マザー』で好演したセシリア・ロスというパーフェクトな組み合わせが、何よりも功を奏している。実生活の夫である監督フィト・パエスが、どうしても描きたかったという、悲劇に見舞われた人間のもろさを、恐怖の記憶に心を蝕まれ、寒々とした孤独に支配された女・カルメンとして体現したロスの上手さが光る。

2004年12月11日よりシアター・イメージフォーラムにて

  • 配給
  • アット・エンタテインメント
  • 製作国
  • アルゼンチン=スペイン(2001)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:フィト・パエス
    出演:セシリア・ロス/ガエル・ガルシア・ベルナル/ルイス・シエンブロウスキー/ドロレス・フォンシ/カローラ・レイナ/ヘクトル・アルテリオ

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