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太陽に向かって走れ

サイト誌の婦人記者カティ(ジェーン・グリア)は失踪した米国作家マイケル・ラティマー(リチャード・ウィドマーク)発見の為、メキシコ北部アカプルコのとある漁村にチャーター機から降り立つ。彼女は波止場で偶然ラティマーを写真に撮ったが、二人は互いに気付いた様子を見せず、その晩、ホテルですれ違った時も同様だった。数日後、カティは本国へ向け、ラティマー発見と手紙を書く。マイクは彼女に失踪の理由を、妻に死なれて以来何も書けなくなったためと説明。失意のままメキシコの一漁村で生活しようと決心したのだ。カティは話を聞くと、サイト誌宛に書いたマイクの行状記を破り捨ててしまう。二人はマイクの飛行機でメキシコ・シティに向うがコンパスが狂い、ジャングルの開墾地に不時着。正気に戻った時、ブラウン(トレヴァー・ハワード)、ヴァン・アンダース(ピーター・ヴァン・アイク)そしてジャン(カルロス・へニング)らの介抱を受けていた。彼らは古代遺跡の発掘のため、この密林に住んでいるのだ。ラティマーは、なぜかブラウンを見知っているような感じがする。翌日、二人が不時着の現場に戻ると飛行機はない。ブラウンはインディアンの仕業というが、すでに二人とも、考古学者らしくない彼等を疑い始めていた。ラジオは二人の失踪を報じ、同時にマイクはカティの身分や役目を知るが、彼女はマイクを愛しているからプロフィルを書く気はないという。二人は農場のはずれに小型機が隠されているのを発見、乗込むがジャンに発見され連れ戻されてしまう。ブラウンこそは第二次大戦中のナチ・スパイ、通称“ホー・ホー卿”彼は二人を狩り立て殺害しようと計る。二人は一振りの蛮刀と、マイクが従軍記者当時奇跡的に命拾いをした記念に持つ“幸運の弾丸”だけを持ち、三人の男と猟犬の群に追跡されながら逃げる。マイクは罠でジャンを殺すが飛行機に近い廃墟の僧院に追いつめられる。マイクは“幸運の弾丸”を板戸に嵌めて押し入ろうとするブラウンを斃し、カティ共々飛行機に走る。一人残ったアンダースも離陸の際、プロペラに巻き込まれて死ぬ。マイクは機首をメキシコ・シティに、そしてカティとの将来に向ける。

解説

ジェーン・ラッセルが夫君と主宰するラス・フィールド・プロの作品。監督は「戦慄の七日間」の製作者ロイ・ブールティング、製作は「海底の黄金」のハリー・タルトマン。リチャード・コネルのベストセラー“最も危険なゲーム”から「果てしなき蒼空」のダドリー・ニコルズとブールティングが共同脚色、撮影はジョセフ・ラシェル、音楽はフレデリック・スタイナー。主演は「六番目の男」のリチャード・ウィドマーク、「ゼンダ城の虜(1952)」のジェーン・グリア。他に「生き残った二人」のトレヴァー・ハワード、「外人部隊」のピーター・ヴァン・アイクなど。

1956年10月10日より

  • 配給
  • 松竹=ユナイト
  • 製作国
  • アメリカ(1956)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト