五番町夕霧楼('63)

佐久間良子主演の文芸もの

京都五番町タ霧楼の女将かつ枝は、夫伊作の死を聞いて駆けつけた与謝半島樽泊で、はじめて夕子に会った。夕子の家は木樵の父三左衛門と肺病の母、それに妹2人という貧乏暮らしであった。色白で目もとの涼しい夕子を、かつ枝は一目見て、いける子だと思った。長年の水商売の直感だ。夕霧楼につれてこられた夕子は、同僚のうけもよく、かわいがられた。そんな夕子にかつ枝は、夕霧楼とは長年のお得意の西陣の織元竹末甚造に水揚げをたのんだ。夕子の境遇に同情したおかつのはからいなのだ。数年前妻をなくし、独り暮しをつづける甚造は夕子の旦那としてはかっこうの男だった。

解説

水上勉の同名小説より『武士道残酷物語』の鈴木尚之、『ちいさこべ』の田坂具隆が共同で脚色、『ちいさこべ』の田坂具隆が監督した文芸もの。撮影は『無法松の一生(1963)』の飯村正彦。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1963)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:田坂具隆
    出演:佐久間良子/河原崎長一郎/進藤英太郎/木暮実千代/丹阿弥谷津子/岩崎加根子/木村俊恵