八百万石に挑む男

中川信夫監督が描く異色ドラマ

東海道は金谷の宿場。賭場で負け続けの若者が懐中から短刀を出した。用人棒の赤川大膳の眼が光ったのも道理、紀州家に伝わる家宝の品である。大膳は仲間の藤井左京とその出所を追求するが、若者はさらにお墨付を出して将軍吉宗の落胤だといった。本人の真疑はさておき、短刀とお墨付は本物と睨んだ左京は、美濃の国常楽院の伯父天忠の許へ若者を伴った。話はこの若者宝沢が紀州の永寿寺にいた昔に遡る。当時13歳の宝沢は幼い頃、祖母から短刀と手紙を見せられた記憶がある…。

解説

『南の風と波』の橋本忍の脚本を『「粘土のお面」より かあちゃん』の中川信夫が監督した天一坊をめぐる異色ドラマ。撮影は『はやぶさ大名』の三木滋人。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1961)
  • ジャンル
  • 任侠/時代劇 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:中川信夫
    脚本:橋本忍
    出演:市川右太衛門/中村賀津雄/桜町弘子/河原崎長一郎/水島道太郎/仲谷昇/徳大寺伸