妻は告白する

増村保造と若尾文子の最高傑作

初夏のある日、北穂高滝谷の第一尾根岩壁にしがみついていた三人のパーティのうちの一人が足を滑らせ転落。ザイルで結ばれていた真中の女も、引きずられて宙吊になり、最後部の男によって辛うじて支えられている。宙吊の男の重みに耐えかねた最後部の男を見かね、女はナイフで自分の下のザイルを切った。男は落下し、女は引き上げられた。死んだのは女の夫で大学の薬学の助教授滝川、もう一人は、愛人の幸田だった。妻滝川彩子は告発されて法廷に立った。彩子が幸田と情を通じていた事、夫に五百万円の生命保険がかかっていることをもとに、検事は有罪を主張し、弁護士は殺意を持っていなかった点、自分の生命を守るためのやむを得ぬ行為という点から、無罪を主張する…。

解説

文芸春秋所載の円山雅也の『遭難・ある夫婦の場合』を『拳銃野郎に御用心』の井手雅人が脚色、『好色一代男』の増村保造が監督した異色篇。撮影は『夕やけ小やけの赤とんぼ』の小林節雄。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1961)
  • ジャンル
  • 任侠/時代劇 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:増村保造
    出演:若尾文子/川口浩/小沢栄太郎/馬渕晴子/根上淳/高松英郎/大山健二/小山内淳/村田扶実子/此木透