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沙羅双樹

ゆったりと流れる時の中で紡がれる喪失と再生の物語。本年度カンヌ国際映画祭コンペ部門正式出品

暑い夏の日、奈良の旧市街地の路地を駈け抜ける双子の少年たち。ふと気づくと、ひとりきりになっている弟。神隠しにあったように忽然と兄は姿を消していた。5年後の夏、高校生になった双子の弟・俊(福永幸平)は、行方不明のままの兄への複雑な思いを昇華させるように絵を描くことに没頭する。そんな俊を、一番近しい存在の幼なじみの夕(兵藤祐香)がひっそりと見守る。そして、俊の父(生瀬勝久)が心血を注ぐ「バサラ祭」が近づいたある日、刑事が訪ねてくる…。

解説

古都奈良、そこに生きる人々のあるがままの姿が映し出される。一切の説明を排除するかのように、発せられるセリフはミニマムだが、語られる世界は豊かで深みがある。俳優たちはベテランも新人も背景によく馴染み殊更な演技はしない。ドキュメンタリーのようなリアルさは、映像作家・河瀬直美の真骨頂ともいえる。

2003年7月12日よりシブヤ・シネマ・ソサエティにて

  • 配給
  • 日活、リアルプロダクツ
  • 製作国
  • 日本(2003)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:河瀬直美
    出演:福永幸平/兵藤祐香/生瀬勝久/樋口可南子

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