JLG/自画像

流れるダイアログと美しい映像で、ゴダールが初めて映画に映したゴダール自身の姿

スイス、レマン湖畔に生活しているJLG、ジャン=リュック・ゴダール。アトリエに飾られた少年の写真から、自宅にかかってきた電話での会話から、そして、アラゴンの「断腸詩集」やヴィトケンシュタインの「確実性の問題」から様々に考えを耽らせ、論理をはぐくんでゆく。レマン湖のほとりを散歩しながら、対岸のフランスへと思考は広がる。突然、自宅にやってくる映画査察官。編集補助の職を求めてきた盲目の女性。そんな周囲と関わり合い、JLGの肖像が映し出されていく。

解説

『JLG/自画像』でゴダールが描いたものは、かしこまって自分を演出したり、自らの人生を語るものではなく、むしろ映像に映るその瞬間に、彼の中を自由にめぐった思考や感情、論理をそのまま描き出したセルフ・ポートレートだ。作品のなかで、映画について「無限の可能性を秘めたまま若死にしようとしている」と謳うように、ゴダールにとって映像にする自画像は、映画への新しい試みとなった。

2002年8月17日よりユーロスペースにて

  • 配給
  • フランス映画社
  • 製作国
  • フランス=スイス(1995)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・脚本・編集・出演:ジャン=リュック・ゴダール
    撮影:イヴ・プリガン
    出演:ベルナール・エイゼンシッツ/アンドレ・S・ラバルト/ジャヌヴィエーヴ・パスキエ/エリザベート・カザ