アリスの出発(たびだち)

新しい土地、新しい生活、新しい出会い。フランス注目の女性監督が描いた、人生の通り道

アリス(サンドリーヌ・キベルラン)、26歳。冷凍魚の缶詰工場を突然リストラされ、新しい仕事の面接もうまくいかない。アリスはこの小さな町を出た。リヨンの小さな宿・イデアル・ホテルに部屋を取ったアリスは、髪をだらしなく伸ばした青年・ブリュノ(アルノー・ジョバニネッティ)に出会う。怠惰な毎日を暮らすブリュノは次第にアリスに惹かれていくが、アリスは劇場のカフェに仕事を見つけホテルを出て行くことになる。気持ちを伝えられないでいたブリュノは、髪を切り、劇場へ向かった。

解説

歌手になる夢を半ばあきらめながら、自分の場所を探して町を出たアリス。サッカー選手になれなくて、先を見失い生きているブリュノ。最初は気まずさに包まれながらも、似た者同士の感覚をつかんでいく2人の姿を自然体で描いた作品。「自分探し」の物語を埋めてしまいそうな大都市パリでなく、古い歴史のなかで常に発展を続ける第二の都会リヨンの街を舞台にして、劇場もない田舎町からやってきたアリスを取り巻く環境を、リアルに丁寧に見せている。

2002年5月25日より俳優座シネマにて

  • 配給
  • オンリー・ハーツ
  • 製作国
  • フランス(1995)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・脚本:レティシア・マッソン
    撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
    出演:サンドリーヌ・キベルラン/アルノー・ジョバニネッティ/ロシュディ・ゼム