空とコムローイ タイ、コンティップ村の子どもたち

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

解説

タイの山岳民族アカ族の子供や女性たちと、彼らを支える人々を7年にわたって撮影したドキュメンタリー。監督・撮影・編集はドキュメンタリー映像作家の三浦淳子。タイの最北端の街メーサイ。ここにアカ族の子供と女性たち約150人が家族のように暮らしている施設がある。30年ほど前からイタリア人のペンサ神父とタイ人女性ノイさんは、麻薬や人身売買の危険にさらされた彼らを見守りながら施設を運営、彼らが将来、自立した生活ができるようにタイ語や算数、アカ族の伝統的な刺繍を教えていた。ノイさんは、近くに住むアカ族の女性たちにも仕事を提供している。それは、売春や麻薬密売に従事することなく、自尊心を持って働いてもらいたいという願いからだった。子供たちの故郷、山奥のアカ族の村をペンサさんが訪れると、たくさんの村人が集まってきて握手で歓迎する。その村のひとつ、アボド村で大火事が起こり、19軒もの家が丸焼けになった。施設で働く女の子アパのおじいちゃんも、帰らぬ人となってしまう。収穫した大切な米も黒焦げになった。そんな中、施設の卒業生ユイが娘のファを連れて戻ってくる。彼女は、新しい家庭を作りかけた矢先、エイズに感染していることがわかり、娘の将来を案じていた。ユイとファは、みんなと暮らし始めるが翌年、ユイは32歳で2歳のファを遺して亡くなる。それでもファは、ノイさんや多くの仲間にかわいがられて、年々成長していった。カメラの前で、猫を躍らせてみせたり、友達と喧嘩をしたり…。数年後。9歳になったファは、再婚してしまった父親が会いに来るのを待ちながら、街の小学校で寮生活をしている。施設の卒業生の中には、村で子どもたちを教えたいという希望を持って大学に進学する子もいる。子供たちは、いつか自立してここを飛び立つ日まで、隣人と共に生きる心を育みながら、かけがえのない日々を生きているのであった。

2009年1月31日より

  • 配給
  • パンドラ
  • 製作国
  • 日本(2008)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト