ベンヤメンタ学院【重複】

ヨーロッパのとある都市にある召使養成学校ベンヤメンタ学院に、将来に大して期待を抱いていない青年ヤーコプ・フォン・グンテン(マーク・ライランス)が入学した。校長のヨハネス(ゴットフリート・ジョン)はヤーコプに異常な興味を隠しきれない。校長の妹リーザ(アリス・クリッジ)が授業を受け持つが、内容は服従の大原則を中心に何度も同じことを繰り返す単調なもの。ヤーコプは授業にはなんとか慣れるが、ひどい食事と、特に他の生徒たちと雑魚寝する劣悪な寮には我慢ならず、ついにリーザに文句を言う。リーザはなぜか彼の望みを聞き入れ屋根裏部屋をあてがう。ヤーコプは訓練の一貫としてヨハネスの身の回りの世話をするが、ヨハネスは彼の手を握りしめて友になって欲しいという。「君は気がつかないのか、君を入学させて以来、学院は一人も新入生を受け入れていない、君は特別な人間なのだ。」一方でリーザも彼に強い関心を持ち始める。ヤコープは模範生徒のクラウス(ダニエル・スミス)から学院の中枢にある金魚鉢の世話の仕方を教わる。ある夜、ヤーコプは夢とも現実ともつかぬ時空のなかでリーザと抱き合う。学院は確実に崩壊を始めていた。リーザが死に、そしてヨハネスはヤーコプの手を取って学院から逃走する。二人の頭上に雪が激しく降り積もり、ヨハネスは倒れる。ヤーコプは学院に戻る。破れた天窓から雪の降り注いでいた。

解説

「ストリート・オブ・クロコダイル」(’86)の双子のクリエーター、ブラザーズ・クエイによる新作ファンタジー「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」の公開を記念して、日本劇場未公開作品も含めデビュー作から一挙大公開するクエイ映画祭『ブラザーズ・クエイの幻想博物館』を特集上映。

2008年10月4日より

  • 配給
  • 東北新社
  • 製作国
  • イギリス(1995)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト