蒼ざめた馬

1904年、ロマノフ王朝末期のロシア。モスクワのキャバレー(ナイトクラブ)で、仮面をかぶりある人物の暗殺計画を練る男たちがいた。理想主義者であるが信心深く、ドストエフスキーを敬愛するワーニャ。妻をコサックに殺された工場労働者のフョードル(ロスチスラフ・ベルシャウエル)。そして、リーダーであるジョージ(アンドレイ・パーニン)。彼らは社会革命党(通称エスエル)の一派に属しており、これまでにも皇室関係者たちの暗殺を次々と成功させていた。そして今回、モスクワで最も有力な人物である大公セルゲイ・アレクサンドロヴィチ(ワシーリー・ゾートフ)の暗殺計画を企てていたのだった。大公暗殺の成功のために、ジョージは、彼に傾倒する大学生ゲンリッヒを仲間に迎え入れたり、彼に無償の愛を捧げるエルナ(クセニヤ・ラポポルト)に爆弾を製造させるなど、あらゆる手を尽くしていた。しかし、爆弾の不発、仲間の死など、多くの犠牲を出しながら、テロはことごとく失敗に終わってしまう。一方で、ジョージはエレーナ(アナスタシヤ・マケーエワ)とのかなわぬ恋に身を焦がしていた。そして彼は悩んだ末に、エレーナの夫(ワレーリー・ストロージク)に決闘を申し込むのだった。

解説

ロマノフ王朝末期のロシアを舞台に、テロそのものが目的となってしまったテロリストについて描いた物語。原作は、革命家でもあったロープシン(ヴォリス・サビンコフ)の同名小説。監督は、本作が日本での初劇場公開作品となるカレン・シャフナザーロフ。出演はアンドレイ・パーニン、クセニヤ・ラポポルト。

2008年2月9日より

  • 配給
  • パンドラ
  • 製作国
  • ロシア(2004)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト