動物、動物たち

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

解説

世界最古にして最大の科学博物館・フランス国立自然史博物館。その中で25年の間、一般公開されていなかった動物学大ギャラリー。1991年、そのリニューアルオープンが決定したことから始まる、数万点に及ぶ貴重な展示物の修復作業。そこで働く人々の姿を描いたドキュメンタリー。監督は、「パリ・ルーブル美術館の秘密」の、ニコラ・フィリベール。パリ5区にある世界最大級の博物館、フランス国立自然史博物館。そのあちらこちらで、多くの人々が忙しそうに働いている。はしごの上では、つなぎを着た作業員がキリンの頭の色を丁寧に塗り替えている。そこからあまり遠くない場所では、巨大な絵筆で象の背中の色を塗っている。隣の一室では、別の男がオウムの羽を一枚一枚貼り付けている。また別の部屋では、白衣を着た男性が鼻歌まじりにアナグマのお腹を縫い合わせている。かと思えば、動物のミニチュアを前に深刻な顔で立ったりしゃがんだりしている大人たちがいる。25年もの間、一般公開をしていなかった動物学大ギャラリー(現名称“進化大ギャラリー”)が、ついにリニューアルオープンを決定。そのために、長い間暗闇と忘却の中に埋もれ、人の目に触れてこなかった数多くの剥製の『動物たち』を復活させる作業の真っ最中なのだ。運搬用のトラックから降ろされた後、作業員が丁寧に包装を外していく。ゾウなどは大きな耳が邪魔してギャラリーの入口を通すのに苦労している。運び込まれた剥製には剥製師の手によって修復が施され、展示の準備が進んでいく。やがて、永い眠りから覚めるように、動物たちは生き生きとしたその姿を蘇らせていく。

2008年2月2日より

  • 配給
  • バップ=ロングライド
  • 製作国
  • フランス(1994)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト