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マイ・シネマトグラファー

アメリカ映画界の生きる伝説といわれるハスケル・ウェクスラー。「今まで自分が撮影してきた作品は、自分が監督していればもっといい映画に仕上がっていたはずだ」と言い切るハスケル。自分の腕に確固たる自信を持ち、リアルな映像を撮ることに頑固なまでにこだわり続けた彼は、その卓越したカメラワークで素晴らしい映像を収め、アメリカの映画史に大きな影響を与えてきた。炭鉱の労働争議を描いた「メイトワン−1920」(87)を監督したジョン・セイルズ、実在のルイジアナ州知事の破天荒な人生を描いた「ブレイズ」(89)に主演したポール・ニューマンら、ハスケルと仕事をともにした映画人は異口同音、『彼こそプロ中のプロ』と讃えている。ジャーナリストとなった 2 番目の妻の子、マーク・ウェクスラーの幼い頃の記憶にあったのはいつもカメラを肩に担いだ父の姿。その父が 80 歳となった時、父の伝説と向き合い真の姿を見出そうとしてマークはカメラを手にとった。撮影実技のトレーニングを受けた南カリフォルニア大学の学生らは、意見を絶対に曲げない信念の強さ、不屈の精神力を讃え、『キング・リア』と呼んでいた。「マイ・シネマトグラファー」で、80歳になろうという高齢でなお盛んに市民運動へ出かけていくバイタリティ、演出家の言うことなどお構いなく話し続ける頑固で偏屈な姿に、いまなお『キング・リア』であるハスケルの凄さが窺える。照明・構図・音声とやることなすことに注文をつけるハスケル。レンズを通した親子の対話は時に子供じみた言い争いに発展し、撮影は難航する。ジョージ・ルーカス、マイケル・ダグラス、ジェーン・フォンダ、ジュリア・ロバーツ、ミロス・フォアマン、ロン・ハワード、シドニー・ポアティエ…ハリウッドを代表する俳優、監督の貴重なインタビューを通して明らかになった伝説のシネマトグラファーの真実とは……。

解説

2度のアカデミー撮影賞を受賞したハスケル・ウェクスラー。彼の実子のマーク・ウェクスラーが、父の伝説と向き合い真の姿を見出そうとして撮ったドキュメンタリー。ジョージ・ルーカス、マイケル・ダグラス、ジュリア・ロバーツ、などの俳優、監督のインタビューを通して伝説のシネマトグラファーの真実を明らかにする。

2007年1月20日より

  • 配給
  • グラッシィ
  • 製作国
  • アメリカ(2004)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト