カクタス・ジャック

恐るべき伝説をもつ街の独裁者カボス(ペドロ・アルメンダリス)の娘と付き合っていることが露見し、カボスから壮絶な暴力を受けたジャック(トニー・ダルトン)。その後、ジャックは交際を認めてもらおうとカボスの部屋に向かうが、カボスは彼が仕返しに来たと勘違い。ジャックに襲い掛かろうとするが、足を滑らし頭を強打、気を失う。驚いたジャックは助けを呼びに部屋を出るが、その間に掃除係のチーノが気絶したカボスを発見。チーノとカボスは兄弟同然のように育ってきたが、仕事で成功したカボスはチーノを卑下し、掃除係として長年仕えさせていた。そんな過去の恨みから、チーノは目をさましそうなカボスをモップで一撃。高級なスーツや時計を彼から剥ぎ取って着込み、意気揚々と部屋を後にする。ジャックが部屋に戻ると、カボスが下着姿で転がっていた。人の気配を感じて焦ったジャックは、とりあえずカボスをトイレの個室に運んだ。チーノの息子ボッチャ(ラウル・メンデス)は家族の生活のためにカボスの奴隷になってきた父を心から尊敬し、カボスへの復讐を企んでいた。ボッチャは、暗がりの駐車場で車に乗り込もうとするカボスを後ろから襲撃し、自分たちの顔を見られないよう急いで頭から袋を被せ、アジトへ向かう。この男がカボスではなく、自分の父親とも知らずに、リンチを加えるボッチャ。一方ジャックは、気絶しているカボスを病院に連れていくため、組織の人間に見つからないようカボスを黒いビニールにいれ、敷地から出るまでは車のトランクに詰めて運ぶことにする。しかしジャックの車は後ろから激突され、トランクが開かなくなってしまった。さらにこの2組に、次から次へとハプニングが襲いかかる。

解説

独裁者と掃除夫が入れ替わり、二人の身に降りかかる災難や、偶然により起こる皮肉を描いたブラックユーモア溢れる犯罪劇。監督は、本作が初の長編作品となるアレファンドロ・ロサーノ。出演は、舞台やテレビで人気を集め、本作では共同脚本も手がけるトニー・ダルトン、「レジェンド・オブ・ゾロ」のペドロ・アルメンダリス、「アモーレス・ペロス」のグスターヴォ・サンチェス・パラ。

2006年7月29日より

  • 配給
  • エレファント・ピクチャー
  • 製作国
  • メキシコ(2004)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト