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リトル・ランナー

1953年の秋。以前から病気で入院中だったラルフ・ウォーカー(アダム・ブッチャー)の唯一の肉親である母のエマが昏睡状態に陥る。不安に押しつぶされそうになりながらも気丈にふるまい、日々の出来事を母に語り続けるが、ラルフの呼びかけに母が応えてくれる気配はない。看護婦のアリス(ジェニファー・ティリー)は、ラルフのためを思い、奇跡でも起こらないかぎり目覚めないと、つらい現実を知らせる。それからまもなく、クロスカントリー部コーチをつとめるヒバート神父(キャンベル・スコット)の、ボストンマラソンで優勝すれば奇跡だとの言葉を耳にする。ボストンマラソンで優勝するという奇跡を自分の手で成し遂げることに、ラルフは母を目覚めさせる一縷の望みを託す。しかし、無茶な練習を積むラルフを見かねたアリスの協力を得るも、彼は地元の10マイルレースで完走するのがやっと。そんなラルフの頑張りに、マラソン選手としてオリンピックに出場したヒバート神父が目を留める。ヒバート神父のコーチを受け、地元のマラソン大会で優勝するラルフ。周囲は次第にラルフに一目置くようになるが、校長(ゴードン・ピンセント)だけは、ラルフの挑戦を身の程知らずと非難。ラルフが学校を休んでボストンに行けば放校処分にすると言い渡し、ヒバートにも修道会からの追放を匂わせた。親友からの励ましを受け、ラルフは学校を休んでボストンへ。一方、人助けをするために神父になったと校長の前で宣言したヒバート神父も、ラルフを追ってボストンへ。そして迎えたレース当日。応援する人々の思いを乗せ、ラルフはスタートを切る。目に見えない不思議な力が、自分の背中を後押ししてくれるのを感じながら……。

解説

昏睡状態の母に奇跡が起きるように願い、14歳の少年が周囲の反対を押し切りボストンマラソンに挑戦する感動作。監督・脚本は1985年デトロイトマラソンの勝者でもある、「My Dog Vincent」のマイケル・マッゴーワン。出演はTV作品『ペンタゴン文書/合衆国の陰謀』のアダム・ブッチャー、「愛の選択」「シェフとギャルソン、リストランテの夜」のキャンベル・スコット、「ブロードウェイと銃弾」「ホーンテッドマンション」のジェニファー・ティリーほか。ロンドン・カナディアン映画祭観客賞、パリ映画祭グランプリ受賞。

2006年3月4日より

  • 配給
  • ギャガ・コミュニケーションズ
  • 製作国
  • カナダ(2004)
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