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モディリアーニ 真実の愛

第一次世界大戦後の1919年パリ、モンパルナス。カフェ”ラ・ロトンド”には新しい芸術を生み出そうとするエネルギーが溢れ、画家、小説家、詩人そして女たちが毎夜集まり、酒を飲み煙草をくゆらせ議論を闘わせていた。即興で描いた1枚のデッサンでカフェの客に酒を振舞う”成功者”ピカソ(オミッド・ジャリリ)と、全く売れない”異端児”モディリアーニ(アンディ・ガルシア)の姿もそこにあった。折しもパリの芸術家たちは年に一度の美術コンテスト”Salon des Artistes”の出品準備に追われていた。優勝者には多額の賞金と保証されたキャリアが与えられる。画商たちは今をときめくパリのアーティストたちの競演、特にライバル心をむき出しにするモディリアーニとピカソの一騎打ちを期待する。数年前、モディリアーニは美術学校でデッサンを学ぶ女学生のジャンヌ・エビュテルヌ(エルザ・ジルベルスタイン)と出会い、恋に落ちる。モディリアーニはジャンヌをモデルに絵を描くが、完成したジャンヌの肖像に瞳は描かれていない。「本当の君が見えたら、瞳を描こう」と誓うモディリアーニ。ほどなくしてアトリエで一緒に暮らし始めた彼らの間に娘(彼女の名もまたジャンヌ)が生まれる。敬虔なカトリックであるジャンヌの父親は、ユダヤ人であるモディリアーニとの結婚に猛反対し、生まれた赤ん坊を彼らの手の届かない修道院に預けてしまう。精神的に打ちのめされ、経済的にも困窮する2人。追い詰められたモディリアーニにガートルード・スタインはコンテストへの参加を促す。幼い頃から肺を患い、その健康状態が日に日に悪化していたモディリアーニは南仏ニースでの静養後、友人の手助けを得て生涯でただ一度の個展をベルト・ヴァイユ画廊で開く。華やかな場所で幸せそうに微笑むジャンヌ。しかし、喜びもつかの間、画廊の窓に飾った裸婦画がスキャンダルとなり、警察に撤去を命じられてしまう。さらに、会場にやってきたピカソに「君の絵を潰して、その上に自分の絵を描いた」と侮辱され、モディリアーニはピカソに打ち勝つため、そして自分自身とジャンヌのためにコンテストへの出品を決意する。泥酔し雨に濡れたモディリアーニはラ・ロトンドになだれ込み、ピカソたちが見ている前でコンテストの参加者リストに自分の名前を書き込んだ。続いてピカソも立ち上がりにらみ合いながら署名すると、固唾をのんで見守っていたカフェの客たちから大きな歓声が上がった。出品者リストに書き込まれた名前は、スーチン、リベラ、キスリング、ユトリロ、ピカソ、そしてモディリアーニ。パリは熱狂の渦に包まれた。彼らの運命を左右するコンテストが始まる。モディリアーニは白いキャンバスの前に立ち、最愛のジャンヌを描こうとしていた。今度こそ、その瞳を描くために。

解説

悲劇的な最期を遂げた天才画家モディリアーニとその妻ジャンヌの絆を描くラブストーリー。モディリアーニを演じるのは、「ゴッドファーザーPART III」のアンディ・ガルシア。ジャンヌに扮するのは、フランスの実力派女優エルザ・ジルベスタイン。監督は、脚本家として「ナインハーフ2」など数多くの作品に携わってきたミック・デイヴィス。

2005年07月09日より

  • 配給
  • アルバトロス
  • 製作国
  • フランス イギリス イタリア(2004)
  • ジャンル
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