試みの結婚

若くて寡婦となったスザンヌは、青年弁護士フォックスクロフト・グレイから結婚を申し込まれた。彼女は彼を愛したけれど、結婚と云う形式的な束縛で我身の自由を失い度くはなかった。それ故彼女はグレイに提議し、契約書を書いて土曜日から月曜日迄を夫婦として送り、他の日は自由な日としようとした。グレイはこれを嫌ったけれどもこれより他彼女を得る途が無いのを見て止むなく同意した。そして頭の良い所を発揮し、月曜の朝が来ると彼は未練気な様子を少しも示さず彼女の許を去ってしまうので、スザンヌの方が却って心配し始めた。グレイの室の2階に住んで居たチャーリー・ハミルトンの許へ、ドット・ハーリントンと云う女が舞踏会の帰りに立寄ろうとしたが、家主がこれを許さなかったので、2人はグレイの所へ家主を説いてくれと頼みに来る。ドットがグレイの室に居る所へ、丁度スザンヌが来て嫉妬を起すが、グレイは何の答弁も与えなかった。と云うのは契約によれば月曜から土曜の間は何をしても勝手な筈であったから。これを知ってスザンヌも友人たるアーサー・バーナードの許を訪ねグレイの嫉妬を起させんとするが、グレイは何も言わなかった。終に彼女は耐え切れず、昔のままの形式的な結婚生活に我から願って入ったのであった。

解説

ウィリアム・ハールバット氏の舞台劇「土曜から月曜迄」からアリス・アイトン女史が脚色した喜劇で、コンスタンス・タルマッジ嬢と、ハリソン・フォード氏の共演である。監督はロバート・G・ヴィニョーラ氏。

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  • 製作国
  • アメリカ(1919)
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