さすらいのカウボーイ<ディレクターズ・カット版>

コリングス(ピーター・フォンダ)が年上の妻ハンナ(ヴァーナ・ブルーム)と幼い娘を捨てて荒涼たる放浪の旅に立ってから7年の歳月が流れていた。コリングスはいま、ハリス(ウォーレン・オーツ)とダン(ロバート・プラト)とトリオを組み、夢の国カリフォルニアを目ざして旅を続けていた。しかし、7年間の放浪生活はコリングスを一人前の男に仕立てあげ、彼はようやく、旅の魅惑に疑問を感じ始めていたのだ。すでに40の坂を越したハリスはコリングスの気持ちが理解できたが、若いダンは当然強く反発した。3人が食糧を求めて入ったデル・ノルテという寒村はマクベイ(セヴァーン・ダーデン)の支配下にあったが、3人は久しぶりの歓楽に酔った。ところが、女を求めて夜の街へ飛び出したダンが重傷を負って帰ってきて、すぐにコト切れた。マクべイは、ダンが自分の妻を襲ったので撃ったと明言した。マクベイが、ダンの馬を狙って仕組んだ罠だと察した2人は、マクベイの家を襲ったが致命傷を負わせるには至らず、村を逃げだした。コリングスの気持ちは決まった。今こそ自分の家族のもとへ帰るべきだと悟ったのだ。ハリスも同行を決意した。2人はハンナの農園へたどりついた。娘のジェニーもいた。コリングスは過去を詫びた、がハンナは何よりも現実の厳しさが身にしみていた。コリングスとハリスは雇われ人として納屋をあてがわれた。2人は夢中で働いた。次第にコリングスに心を開くようになったハンナを見て、ハリスは黙って旅立っていった。コリングスはこの生活を守ろうと必死になって働いた。ある日、1人の流れ者が農園を訪れ、ハリスの指が入った包みを渡した。あのマクベイのおびきだしだ。コリングスにとって選ぶベき道は2つに1つだ。コリングスはハリスとの放浪の旅を思い出していた。そして家庭を思いやった。瞬間、コリングスの心は決まった。ハンナの引きとめるのもきかず、コリングスは馬をひき出し、デル・ノルテへ向かった。デル・ノルテで罠を張ったマクベイとの撃ち合いで、コリングスはあっけなく死んだ。何日か経ち、コリングスの帰りを待つハンナは、今日もポーチで豆の皮をむきながら遠くから馬に乗ってくる男の顔にじっと目をこらしていた。

解説

1971年に公開され、興行的にはふるわなかったものの熱狂的なファンを生んだピーター・フォンダの初監督作。デジタルリマスタープリント、ディレクターズカット版(91分)としてリバイバル上映された。

2002年8月3日より

  • 配給
  • クレストインターナショナル
  • 製作国
  • アメリカ(2001)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト