作品 映画館 ニュース

アンラッキー・モンキー

自称詐欺師の山崎(堤真一)は仲間と銀行強盗を企てるが、目の前の銀行から同じ格好をした別の強盗が出てきた。不覚にも犯人は車にはねられ、現金入りのカバンが宙を舞い、山崎の腕の中に。裏道に逃げ込んだ山崎は、偶然にも手にしていた包丁で通りすがりの美容師・美紀(吉野公佳)を刺し殺してしまう。一方、組長が不在となった弱小やくざ村田組の三人は殺す気もない敵対する誠竜会若頭・立花(大杉漣)を殺してしまい、死体を埋め立て地に埋める。それより少し前、山崎はカバンを埋め立て地に埋め、あるラーメン屋に入った。そこに後から、あの三人が入ってきた。テレビから銀行強盗と殺人事件のニュースが流れる。「あの女が死んだ!」。警官から逃れるために、町の自治会館に入った山崎は、環境汚染反対運動に参加する羽目になってしまう。打ち上げの席で、死んだ女の写真が載った新聞を見た山崎を、女の妄想が襲う。一方、あの三人が事務所に戻ると、誠竜会が立花を探しに来ていた。しらを切ろうとしたが余計な一言で全てがばれてしまい、見張りの誠竜会組員を殺して、バーへ逃げ込む三人。そこを殺し屋・西田(田口トモロヲ)が襲うが、あやまって転倒し、自分を撃ってしまう。一方、朦朧とする山崎を、女の遺骨を運んでいた車が拾ってくれるが、それに気づいた山崎は怯えて対抗車線に飛び出てしまう。偶然、そこに三人が通りがかる。三人は、ラーメン屋で出会った山崎を誠竜会の者と勘ちがいして脅迫すると、ふところから札束が落ちる。再び埋立地へ向かう山崎と三人。そこに誠竜会が待ち構えていたが、地中から突然蘇った立花が、あたり一面を血の海にして去ってゆく。そして、ひとり生き残った山崎は、街へと消えてゆく。

解説

図らずも強盗犯・殺人犯になってしまったアンラッキーな男たちの姿を描くブラック・コメディー。脚本・監督は「ポストマン・ブルース」のサブ。撮影は「野獣の肖像」の栗山修司が担当している。主演もやはり「ポストマン・ブルース」の堤真一。ヒロインに「OL忠臣蔵」の吉野公佳。第48回ベルリン国際映画祭招待作品。

1998年7月18日より

  • 配給
  • 松竹富士
  • 製作国
  • 日本(1998)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト