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結婚設計図

1927年頃クリス・タイラーは週給わずかに25ドルの新聞記者であ ったが、恋人の女学生シセリィと結婚した。クリスの親友トミーはシセリィを思っていたが、友のために二人の結婚を祝し、家庭の経済を助けるため、また一つには彼女の素質を知ってシセリィをある劇団に紹介した。クリスの給料よりもシセリィが舞台で稼ぐ金の方が多かった。こんなことからクリスは多少あせり気味となり、新聞社の欧州派遣員となって出張することになったが、強いてシセリィを伴おうともせず、新妻を舞台に残したままで出発した。シセリィが愛児を生んだ頃、クリスは社の許可も得ず彼女に会うため帰米したので解雇されてしまう。彼等の生活はだんだん苦しくなり、映画事業に係わっているトミイは再びシセリィを他の劇団に紹介し、彼女の人気は日々に高まっていった。しかし、夫婦の間にはだんだん溝が深くなっていくばかりだった。失意の夫を励ますために、シセリィは彼を再び新聞社に入社せしめ、クリスは極東方面の派遣員となった。結婚以来二人の生活は離れ離れで、クリスが職務に戦い疲れていく間に、シセリィは次第次第に花形女優となり欧米の舞台にその名声をうたわれるようになった。空虚な別居生活を送っているシセリィにトミイは長い間秘めていた彼の心を打ち明けた。シセリィもトミイの優しい情愛に心を惹かれるのであったが、その頃クリスも結婚の失敗を知って離婚しようと決心した。けれども間もなく、シセリィはクリスが重い病の床にあることを知って欧州へ渡った。久しぶりで夫婦はジュネーヴのホテルで顔を見合わせた。余命長からぬを知ったクリスは妻にトミイと結婚するように言った。しかし今シセリィは自分なくしてはクリスの命は助からぬと思うのだった。彼女は二人の以前の愛情を取り戻して夫の看護に心を込め、そして再び夫婦生活を始めようと心に誓った。

解説

「月は我が家」「お人好しの仙女」のマーガレット・サラヴァン が主演する映画で、アースラ・パーロット作の小説に基づいて「盲目の飛行士」のメルヴィル・ベイカーが脚色し、「男子牽制」「舗道の雨」のエドワード・H・グリフィスが監督にあたり、「不在証明なき犯罪」「恐怖の夜」のジョセフ・ヴァレンタインが撮影したものである。相手役は「ローズ・マリイ(1936)」「妻と女秘書」のジェームズ・ステュアートと「輝ける百合」「花嫁は泣きました」レイ・ミランドで「一対二」のグラント・ミッチェル、「カレッジ・リズム」のロバート・マックウェイド、アンナ・デマトリオ、フローレンス・ロバーツ等が助演している。

  • 配給
  • ユニバーサル支社輸入
  • 製作国
  • アメリカ(1936)
  • ジャンル
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