作品 映画館 ニュース

俺は欺されない

多田安夫は貿易会社の社員だが、並はずれた麻雀狂だった。恋人美也子とのデートを取消した彼は、同僚と行きつけの麻雀荘へ行ったが、佐藤という男から麻雀仲間の菅原が急死したと聞かされた。菅原の恋人肖子を訪ねた多田は、彼女が菅原の死因について疑いを持っていることを知った。偶然、菅原の勤めていた外国商社“ボルネオ・セラマン商会”へ取引きに出かけた。社長のバーモンから話を聞いた。多田は肖子と菅原のアパートへ行ったが、部屋は解約されていた。連絡先は李という外国人だった。李らと麻雀をすることになった。意外に強く、惨敗した。李がその場を救ってくれた。多田は仕方なく退職金目当てに社を辞めた。再び李たちに勝負を挑んだ。絶体絶命のピンチだ。李は「私の言うことなんでも聞きますね」と言い、札束を投げ出した。李の仕事は、多田たちを使って麻雀賭博で食糧庁の砂糖担当官山下を買収し、手持ちの台湾糖を外貨割当てに組入れて一儲けすることだった。が、衆院予算委員会での追求が激しくなり、山下は連行される途中自殺した。李も自殺した。しかし、彼は殺されたと多田はみた。ドミニカ糖に関連している商社が“ボルネオ・セラマン商会”であることを嗅ぎつけた。佐藤が来て、麻雀の大賭博が開かれると告げた。相手はバーモンだった。が、待っていたのはバーモンの拳銃だった。しかも、隣室には豪華なカクテル・ドレスを着た美也子の姿があった。バーモンは、ドミニカ糖が競売されるまで生命を引きかえに黙っているよう脅迫した。引退った多田は、反撃に転じ、美也子を救うと逃げ出した。が、先廻りした佐藤に再び襲われ美也子を奪われた。警察と協力、再び多田は乗りこんだ。美也子をはじめ多くの女たちが外国人に競売されていた。格闘の末、多田はバーモンを倒した。−−多田はサラリーマンに戻った。李の妻君の招待で、美也子と香港へ新婚旅行に発った。

解説

五味康祐の『両面で待つな』を映画化したサスペンス・ドラマで、「飛びっちょ勘太郎」の高岩肇が脚色し、「大学の暴れん坊」の古川卓巳が監督した。撮影も「大学の暴れん坊」の伊佐山三郎。

1960年2月7日より

  • 配給
  • 日活
  • 製作国
  • 日本(1960)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト