青蛇風呂

料理茶屋の白藤では、主人清吉の弟佐助と、武蔵屋の娘お妙との間に、婚約披露の宴が催されていた。と、北町奉行所の同心が現われ、佐助は縄を打たれた。昨夜、海産物商の能登屋に賊が入り、秘蔵の香炉が盗まれたが、現場に落ちていた紙入れが動かぬ証拠だというのだ。佐助が連れられた後、帳場をあずかる源七が、佐助の部屋から問題の香炉が出て来たと告げた。内儀のおえんは、源七を亡き者にすればすべては安泰だと清吉に囁いた。源七は毒酒を飲まされた。おえんは死体を庭の古井戸に投げこんだ。−−佐助の入牢が決まると、お妙は与力・小源太を訪れ、今一度調べてくれるようにと頼んだ。小源太は白藤に現われた。ちょうど目明しの三次と乾分の兵六も姿を見せていた。兵六が十手を井戸の中へ落した。だが、井戸の中には源七の死体はなく、兵六の十手が沈んでいるだけだった。−−白藤では、奇妙な事件が次々と起るようになった。清吉は源七の幻に苦しめられ、おえんは蛇に呪われた。ある夜、おえんの後を追って寮へ足を踏み入れた清吉は、そこに源七の死体を見た。と、その死体が立ち上るのだ。背後の襖が開いておえんが現われた。源七とおえんは、白藤の身代を乗っとるために大芝居を打ったのだ。そこへ、小源太が出現、おえんはすばやく床板をはいで蛇を取り出した。が、小源太の敵ではないのを覚ると、おえんは舌を噛み切った。無数の蛇がはい寄り、からみついていった。

解説

「赤胴鈴之助 どくろ団退治」の共同執筆者吉田哲郎の脚本を、同じく「赤胴鈴之助 どくろ団退治」の弘津三男が監督した大映一連の蛇映画。撮影も「赤胴鈴之助 どくろ団退治」の竹村康和。

1959年1月22日より

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  • 日本(1959)
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