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お父さんはお人好し

藤本阿茶太郎は十三人の子福者であった。長男米太郎は父の店の果物店をついでいたが、親父に似ていたって気が弱く未だ独身。彼には洋装店の娘正代という恋人があったが、正代の母親お文が頑固者で中々話がまとまらない。阿茶太郎がまとめ話に行くと、かえって米太郎を婿にくれといわれる始末、ところが数日たってお文が阿茶太郎の店に来て、彼の次女で未帰還の夫を待つ乙子を、石橋というお文の遠縁の医者の後妻にくれないかという相談、夫の帰還をあきらめていた乙子は、正代を米太郎の嫁に貰うのを条件に承知した。ところが突然乙子の夫の為夫が帰って来たので話はまたこわれてしまった。阿茶太郎の商売は不気景で上ったり、その上為夫が甘言にのせられ、阿茶太郎の集めて来た血の出るような金を失ってしまう。父親の苦境を知った十三人の子供達はそれぞれの立場で父親の苦境を救う努力をする。米太郎の行商を手伝う正代の姿に流石のお文も折れ、自分の店を持参金代りとして正代に与え、米太郎の妻にやることを承知するのであった。

解説

長沖一の連続放送劇を「海の小扇太」の伏見晁が脚色、「花の二十八人衆」の斎藤寅次郎が監督、同じく本多省三が撮影を担当した。主なる主演者は、「あっぱれ腰抜け珍道中」の花菱アチャコ「花の二十八人衆」の堺駿二、「銭形平次捕物控 どくろ駕籠」の阿井美千子、「七つボタン」の伊沢一郎、「修禅寺物語」の桜むつ子など。

1955年9月6日より

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  • 製作国
  • 日本(1955)
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