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旗本退屈男 謎の伏魔殿

京都に現われた旗本退屈男早乙女主水之介は葵祭の夜目明しに追われる女を救った。しかし女は何者かに狙撃されて死んだ。ある夜退屈男は彼を襲った不逞の輩を捕えた。この男は先夜の目明し源七であった。源七は退屈男に先夜の女はかねて探索中の盗賊団の一味であること、女を逃がした為に与力真崎玄十郎が御役御免になったことを話した。退屈男は真崎に会った。真崎は一月程前に長崎で起った南蛮船襲撃事件のこと、その際に船からうばわれた財宝は船で堺に運ばれたらしいが未だに発見出来ないこと等を話した。退屈男は一味逮捕に協力することを約した。退屈男の命で堺の船着場を見張っていた源八は一味に見つかり殺された。捜査線上に山室幽斎なる人物が浮んで来た。退屈男は源八の娘おしづを山室邸に女中として住込ませた。彼女の調査と能舞台工事のために山室邸に入ったきり帰らない職人達の噂をきいた退屈男は折から彼を訪ねて来た山室の娘幾野に幽斎の悪事を明らかにした。能舞台披露の日、山室邸に現われた退屈男は舞台下に隠された南蛮船の財宝を暴いた。幽斎は退屈男に追われて抜け穴から所司代邸に逃れた。全てを知った退屈男は所司代の悪政をも暴き幽斎一味を斬った。五月晴のある日、東海道を行きながら退屈男は乱斗の最中に彼をかばって銃弾に仆れた敵の娘幾野の哀れな女心を思い出していた。

解説

故佐々木味津三の原作による退屈男シリーズの一篇を「東京暴力団」の高岩肇が脚色、「闇太郎変化」の佐々木康が監督、「虚無僧系図」の松井鴻が撮影。主な主演者は「虚無僧系図」の市川右太衛門、「ゴジラの逆襲」の若山セツ子、「牡丹燈籠」の田代百合子、「銭形平次捕物控 どくろ駕籠」の進藤英太郎、他に喜多川千鶴、千原しのぶ、竜崎一郎、渡辺篤、徳大寺伸、杉狂児等。

1955年8月14日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1955)
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