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弾痕街の友情

昭夫、礼次郎、優の三人が雷鳴と豪雨を利用して少年院を脱走した。三人は、五年後の今日、午後八時銀座の時計台の下で会うことを誓った。が、まもなく昭夫と礼次郎は連れ戻され、優だけが逃走できた。それから一年、昭夫と礼次郎も退院した。そして四年、約束の日がきた。礼次郎は警察の給仕として働いていたが、岡部刑事に可愛いがられ、やがて刑事になっていた。約束の八時は過ぎてしまった。礼次郎は待ったが昭夫も優も姿を見せなかった。その頃、後楽園ジムではオール新人杯決戦戦が行なわれていた。昭夫はリングに上っていた。相手をKOした時には八時を過ぎていた。その時、父の急死の報が届いた。昭夫の父は大東組の組長で、縄張りのいざこざの手打式の帰り車にはねられたのだ。昭夫は大東組を再興しようと決心した。ふとしたことで彼は院長の娘敏子と出会い、礼次郎が刑事になったのを知った。さらに昭夫は、消息不明だった優が、代貸新名の子分で、殺し屋の用心棒であることも知った。優は新名を殺して自分がそれに変ろうという気持だった。昭夫を裏切った子分三太の死体が、芝浦の倉庫街から発見された。現場には昭夫のイニシャルの入ったライターが落ちていた。昭夫は逮捕された。しかし、昭夫はその時刻に敏子と会っていたアリバイがあって釈放された。岡部刑事が事件を洗っている間に何者かに殺された。礼次郎は復讐を誓った。礼次郎は恩人のために、昭夫は父のために新名たちの身辺をさぐった。危険を感じた新名は、優を使って二人を消そうと企んだ。礼次郎の所へ、優から昭夫と三人で会いたいからと電話がかかってきた。礼次郎は指定した場所に出かけた。が、それは優の罠だった。一方、敏子から電話の内容を聞いた昭夫は、優の罠を知り、礼次郎の身を案じて駈けつけた。いまや敵味方に分れた三人の仲間は弾痕街に対決した−−。

解説

石松愛弘・村島公平の脚本を、「轢き逃げ族」の村山三男が監督したアクション・ドラマ。撮影は「俺の涙は甘くない」の渡辺公夫。

1960年11月30日より

  • 配給
  • 大映
  • 製作国
  • 日本(1960)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト