拳銃を磨く男 深夜の死角

元外交官の菅野が轢死体となった。令嬢美佐子の証言で、自殺事件とかたづけられた。が加下刑事は自殺説に疑惑を抱いた。菅野は海外駐在中にスパイ容疑で依頼免職により日本に帰ってきたという男だった。加下は菅野の通夜に現われた元外交官夫人の吉村未亡人に疑惑の目を向けた。彼女が経営するキャバレー“ブルー”へドラマーとして出演、内偵を続けた。吉村未亡人は加下に惹かれ誘惑しようとした。その彼女に嫉妬の目を光らせる男がいた。美佐子の婚約者で木村という青年だった。加下と未亡人のしのび逢いを狙って、ある自動車から拳銃が火を吐いた。未亡人は死んだ。加下はその車の中に木村を認めた。加下は一計を立てた。“ブルー”に集まる黒幕と思われる人間たちに挑戦を試みた。友人ママ子のパントマイムを利用し、自らのドラムで彼が推理し構成した菅野殺しの現場と真相をショーに組立てて再現したのだ。国際スパイ団のボス・オルマンジー、外国人・揚、インド人・ガーガン、木村らの一味は非常梯子を伝って逃亡した。加下は、美佐子を“ブルー”へ連れ出す木村を尾行した。木村の話で、菅野がスパイ行為を拒否したため、揚一味に殺されたという事実を知った。が、すでに木村は一味に包囲されていた。背後に忍んだサリーが拳銃を加下に渡した。サリーは“ブルー”の新しいマダムで、実は国際警察官だったのだ。拳銃戦。一味は美佐子を人質にして横浜港へ飛んだ。武装警官隊が駈けつけ、美佐子は救われ、一味はすべて倒れた。

解説

「拳銃を磨く男 呪われた顔」に続く拳銃を磨く男シリーズの一篇。脚色・小川正、監督・伊賀山正光、撮影・福島宏といずれも前作と同じ顔ぶれ。

1960年5月17日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1960)
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