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明日から大人だ

不良少女の更生の場・東京郊外の恵友女子学園に、ある日千春という少女が入って来た。彼女は入寮早々、鮮かな仁義を切ってものおじしない同室の少女たちを呆然とさせた。それを静かにとめたのは模範生徒の和子。その夜和子が脱走した。たったひとりの妹、典子の就職が自分のためにだめになったのを知ったからだ。しかし彼女の願いもむなしかった。その上恋人の学生・岡田に結婚する意志がないといわれてふたたび悪の世界へ−−。捕った彼女を迎えに来たのは桑山という女の先生。和子はこの先生のお嬢さんタイプで純情そうなのに反発を感じ、ことごとに挑戦的な態度をあらわにした。千春ととっくみ合いの喧嘩をした。寮の規則を無視した−−かつての模範生とはうってかわったあれ方だったが、篤志面接委員に毒づいて榛名の少年院送りになりそうになった時かばったのは桑山先生だった。千春が面会に来た情夫と金網ごしのキスを見せつけたり。桑山先生のピアノのリズムに合わせて規則を無視してロックンロールに熱狂したりついにシャワー室で「先生バージンなの」とからかうのにあってはさすがの桑山先生もサジをなげようとした。ところが、つわりで苦しむ同室の高子を看病する和子の目にやさしいものがあるのを見て一条の光りを見出した気がした。桑山先生の努力で典子もバスガールに採用された。しかし和子の反抗はつのるばかり。ハイキングの途中、高校生にいんねんをつけ、これをとめた桑山先生に食ってかかった。思わず桑山先生の平手が和子のホホになった。火に油の和子は桑山先生丹精の球根をふみにじり、数人の仲間と桑山先生をリンチにかけようとした。和子の手のハサミが桑山先生の袖を切った。一しゅん和子はあっと立ちすくんだ。そこには入れずみを消したアザのあとがあったのだ……。

解説

「トップ屋取材帖 悪魔のためいき」の星川清司の脚本を、「息子(1959)」の原田治夫が監督したハイティーンもの。「闇を横切れ」の村井博が撮影した。

1960年2月24日より

  • 配給
  • 大映
  • 製作国
  • 日本(1960)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト