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ある少女の告白 純潔

高校三年の本田恵美と近藤徹は、お互にほのかな愛情を抱いていた。逞しく成長した徹は、美しく成長した恵美の身体を求めずにいられなかった。一方、恵美も男性的な徹のひたむきな情熱に惹かれながら、最後の一線を劃すのに必死だった。徹は、サッカー部の中心選手で、女子生徒たらの憧れの的だった。とくに文子と魔子は、彼の熱狂的なファンだったが、いつしかしなやかな肢体をさらし彼を誘惑するのだった。サッカーの対抗試合がせまった。徹らは、部員のたまり場であるスナックに集まり、秘策を練り、主将アニマルを中心に練習に若き血を燃えたぎらせた。徹のチームは、アニマルのもとに団結し、徹の活躍で勝ち進んだ。徹の父重造は、息子チームの快進撃を祝して激励会を開いた。その時、徹は恵美を呼んで、重造に彼女を愛していることを話した。だが、徹をアメリカに留学させ、自分の事業の後継者にしようと考えている重造の耳には通じなかった。友達が帰った後二人は、お互の心を確かめ合い、徹は恵美をはげしく求めた。恵美は身体を守ったものの、そのショックは大きかった。モヤモヤした徹は、チンピラに襲われた文子を救ったが、傷ついてしまった。入院した徹は、看護婦に誘惑されかかり心の動揺はつのるばかりだった。徹の苦悩は、次の試合に反映した。だが恵美には、徹を慰める術もなかった。徹の家が、重造の贈賄容疑で家宅捜索されたのは、そんな折だった。その晩、恵美は徹の意志に身を任せることを決意した。だが、徹はそれを静にとどめた。愛を裏切られたと誤解した恵美はヤケ酒に酔いつぶれた。そして、服装の乱れから純潔を奪われたものと錯覚した恵美は、絶望して睡眠薬をあおるのだった。やがて、恵美は自分がまだ清い身体であることを知った。そしてかけつけた徹とお互の愛を確かめ合うのだった。抱きあう二人。柔らかい陽光が彼らの前途を祝福するように包んでいた。

解説

「渡世一代」の浅野辰雄がシナリオを執筆し、「だれの椅子?」の森永健次郎がメガホンをとった青春もの。撮影は「禁断の果実」の山崎善弘が担当した。沖雅也は新人。本名が木本明。昭和二十四年、大分市生れ、四三年丘みつ子の相手役募集コンテストに合格、日活入り。身長一八三センチ、体重七三キロ。バスケットボールで国体出場のスポーツマン。

1968年12月14日より

  • 配給
  • 日活
  • 製作国
  • 日本(1968)
  • ジャンル
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