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二匹の用心棒

とある渡しで博奕のカタに渡し舟を押えた弥太ッペは足抜き女お清を追う森介と、舟を出す出さぬで対峙した。だが、そこへ金を工面して来た船頭がかけつけると、博奕に手を出すなと説教し、金もとらずに舟を返した。森介は、捨てゼリフを残して、その舟で去っていった。旅を続ける弥太ッペは、道中足を痛めたお小夜とその父和吉と知り会った。ところが、胴巻を和吉に盗られてしまった。弥太ッペは、早速父娘を追ったが、和吉は匕首で突っかかる始末。だが、弥太ッペの長脇差で傷つくと和吉は、沢井屋にお小夜を、との言葉を残し、崖から身を投げた。弥太ッペはいたいけなお小夜を沢井屋のお金に渡すと去っていった。間もなくお金は、お守り袋からお小夜が自分の孫と知ったが、恩人はすでに旅立って、礼のしようもなかった。旅をつづける弥太ッペはお清に会った。そして、後を追ってきた森介と再び長脇差の火花を散らした。が勝負はつかなかった。それから十年。小仏の市兵衛の賭場で二人は対決した。その激闘を止めたのは、市兵衛だった。彼は二人を歓待し、いざこざを起している、駒木野一家との出入りに彼らを役立てようとした。ところが森介は市兵衛の妾になったお清を見ると居心地が悪くなり、旅発ってしまった。そんな折、市兵衛に駒木野一家から、弥太ッペを討たせてくれれば、イザコザを水に流すとの話がもちこまれた。弥太ッペはお清の知らせで急場を逃れたものの、お清は用心棒に殺されてしまった。それから間もなく弥太ッペは久しぶりに沢井家を訪れた。そこで彼は恩人と自称する男からお小夜が求婚されている話を聞き、それが森介であると知って驚いた。やがて、対決の時がきた。だが、森介を恩人と信ずるお小夜は必死に彼をかばった。お小夜が真の恩人が弥太ッペであることを知ったのは彼女の脳裏に彼の刺青がよみがえった時だった。恥しさで無謀に斬り込む森介。そんな森介をなぜか弥太ッペは斬れなかった。その時、弥太ッペを狙う小仏一家が迫ってきた。今は、一心同体の二人はたちまち市兵衛たちを斬り倒した。やがて、肩を並べて旅発つ弥太ッペと森介の姿が街道に消えていった。

解説

長谷川伸の原作を 「検事霧島三郎」の安藤日出男と「続やくざ坊主」の杉浦久が共同で脚色し、「とむらい師たち」の三隅研次がメガホンをとった股旅もの。撮影は「ひとり狼」の今井ひろし。

1968年8月24日より

  • 配給
  • 大映
  • 製作国
  • 日本(1968)
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