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勝負犬

相棒の常さんと、昼は競艇の予想屋、夜は流しで生活している大介は、ある不思議な殺人事件に出っくわし、捜査に来た顔馴染みの刑事木村と会った。木村から凶器が無音、無煙、無光の新型拳銃だと知らされた拳銃マニアの大介は、すっかり好奇心をそそられてしまった。そんな時、大介のところに転り込んで来た歌手志望の玉子を売り出すため、一肌脱ぐ気になった大介だったが、それが縁で、十五年振りに米国から帰ってきたという中沢と知り合った。しかし、大介が興味を持ったのは初めて父に会ったという中沢の娘律子の美しさだった。一方、木村は貿易商である中沢を新型拳銃殺人事件と関係あると見て大介に協力を依頼した。新型拳銃は中沢の手で各地の暴力団に流されている形跡があったのだ。そして木村が抱いているもうひとつの疑念は、中沢は木村が昔逮捕しそこなった凶悪犯ではないかということだった。木村は早速、大介の協力で中沢のタバコの喫殻を手に入れ、彼の血液型がB型であり、また律子の血液型がA型だと知って事件の全貌を捉んだのだった。B型の親からA型の子が生れるはずはないのである。中沢は米国で死んだ律子の本当の父と入替り、律子の父になりすましていたのだった。だが、警察の手が身辺に伸びていると知った中沢は、秘書で愛人の弓子と共にいちはやく逃亡を計った。一方、大介はそんな時に中沢の手下に射たれて重傷を負った木村と、自分と間違われて射たれた常さんの復讐のため、中沢の後を追った。そして、見事なハジキ捌きで中沢の手下を倒した大介を、中沢が背後から狙った。その時、中沢を射って大介を助けたのは、中沢を父とばかり思い込んでいた律子だった。

解説

「早射ち犬」の藤本義一がシナリオを執筆し、「野良犬(1966)」の井上芳夫が監督した“犬”シリーズ第十作目。撮影は「女賭博師」の宗川信夫。

1967年10月14日より

  • 配給
  • 大映
  • 製作国
  • 日本(1967)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト