喜劇 駅前学園

かもめ学園の老教頭春元が体育の時間に生徒の七色パンティを発見して驚き、早速女生徒の下着検査をした。そのため、怒った女生徒は、「女生徒も女である。故に七色パンティを認めよ」と大デモンストレーションを挙行した。そんな時学園の体育教師として赴任して来た次郎がデモ隊を説得し、解散させたことから、生徒と同僚の絶大な信頼を得た。一方、園長の景子は赤字経営に悩み事務長山本と町の有力者簡野に金策を頼んでいたが、他方では学園の宝の骨董品を手離そうと古美術鑑定家の徳之助に鑑定を依頼していた。学園の卒業生で景子を愛している徳之助はそれを断った。その頃、次郎は三沢屋孫作の家に下宿しながら体育の授業には猛烈なファイトを燃やし、ケガ人が出るほど生徒をシゴいていた。厳格な春元教頭もこれには反対で、何かと対立するのである。そしてある日、二人は全生徒立会のもとで、試合をすることになった。春元のナギナタと次郎の柔道の対決だったが、相討ちに終り、次郎は美人の事務員由美に介抱されるのだった。その由美が、ある日山本と簡野が二重帳簿のカラクリをしているのを知って、帳簿を秘かに盗み出し、次郎に見せた。驚いた次郎は早速徳之助連絡し、山本と簡野の撃退策を練った。翌日、山本と簡野を呼び出し、コテンパンにやっつけた次郎たちは、景子を訪ねた。当の景子は自分の経営能力に見切りをつけて、引退を決意していた。実は、景子は徳之助と結婚して次の園長を徳之助に譲ることを決めていたのである。また次郎も由美とすっかり仲良くなり、結婚することになった。こうして山本と簡野を追い払った学園の校庭には、生徒たちのフォークソングの大合唱が、二組の結婚を祝うように流れていた。

解説

八住利雄の原作を、「落語野郎 大馬鹿時代」の新井一と「新・事件記者 殺意の丘」の井上和男が共同で脚色し、井上和男が監督した“駅前”シリーズ十九作目。撮影は「喜劇 駅前番頭」の黒田徳三。

1967年4月15日より

  • 配給
  • 東宝
  • 製作国
  • 日本(1967)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト