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浪曲子守唄

渡世人仲間ではサイコロ使いで名を知られた文吾は、酒のイザコザから女房志保と別れてから、子供の健一を立派に育てようとあちこちの飯場を渡り歩いていた。一度は博奕から手を引いた文吾だったが、酒の上で飯場仲間と喧嘩した上、再び博奕に手を染めた。しかし、イカサマがばれて、仲間内のお尋ね者になり、東京に逃げなければならない破目になって、文吾親子は浅草の木崎一家に草鞋をぬいだ。文吾は、健一には博奕打ちであることを隠し、指人形師を装っていた。その頃、木崎一家と六区の興行街の利権をめぐって対立していた沼田一家に、イカサマをした文吾を追って、村上という男がやってきた。しかも、村上の情婦は、文吾のかつての女房志保だった。そんなことを知らない村上は、沼田一家の子分を使って文吾を探し、一方、文吾も健一のために志保を探すという毎日が続いた。文吾は、間もなく志保に会うことができたが、志保は、健一を育ててくれと頼む文吾に冷たかった。志保は文吾にやくざから足を洗ってもらいたかったのである。だが、文吾のイカサマ博奕の手腕に目をつけた木崎は、文吾を手離そうとはしなかった。一方文吾が木崎一家にいることをつきとめた村上は、隙をみて健一をさらい、志保の許に預けた。実の子と会った志保の気持ちは複雑だった。だが、健一は母とも知らず、そこを逃げ出し、親切な娘照子に拾われ、初めて家庭の暖かさを知るのだった。迎えに来た文吾は、健一の幸福そうな姿を見て安心し、村上と対決して、倒した。そして、総てを知った沼田が志保を斬り、また木崎が、文吾がイカサマをあばいたことから、ともども照子の家を襲おうとした時、健一の幸福だけを願う文吾は一瞬の間に木崎、沼田を斬り、その足で警察に自首した。

解説

「赤い夜光虫」の成澤昌茂が自身の原案を潤色し、「可愛いくて凄い女」の池田雄一が脚本を執筆、「地獄の野良犬」の鷹森立一が監督した任侠もの。撮影はコンビの西川庄衛。

1966年10月25日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1966)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト