命しらずのろくでなし

日本を代表する三大ギャンブルの関係者が白昼何者かの手によって次々と殺されていった。たまりかねた協会は犯人逮捕の功労者に一千万円の賞金をかけた。これを聞いて喜んだのが、ろくでなしのジョーこと竜巻丈次だ。ちょうど博奕の借金もたまっていた矢先でもあり渡りに舟と早速犯人逮捕に乗りだした。丈次はこの事件のうらにはノミ屋のシンジケートがあるとにらみ、まず表むきは商事会社という看板をあげながら、影ではあくどい仕事に手をそめている轟商事に目をつけた。一方そんな丈次の動きをいち早く察知した轟は、幹部の一人で殺し道具作りの名人・草加に爆薬を仕込んだ腕時計を作らせた。これを情婦・万智子に持たせ色仕かけで丈次に渡そうというのだ。ところがいざという段になって、万智子は丈次の男性的魅力にすっかりまいってしまって、この計画はおじゃん。怒った轟は、こんどは草加に殺人ベッドを作らせ、踊子・千賀子に丈次を誘惑させた。が、この計画も轟を裏切った万智子の機転で丈次は危機を脱した。怒った轟は子分吹太に万智子暗殺を命じた。しかし万智子にホレている吹太には万智子を殺すことはできなかった。一方丈次は、競輪選手殺しの張本人・百子を追って、あの経営する銃砲店に乗りこんだものの、轟の罠に落ち、百子は殺され、丈次も捕われの身となった。が、これを助けたのは万智子だった。万智子が生きているのを知った体は再び吹太に丈次殺害を命じた。命がけの吹太は、、爆薬入り腕時計を丈次に渡した。一方丈次は万智子からシンジケートのありかを聞きだし、轟に迫った。高速道路上で丈次と轟の激しい追跡戦が始った。が、突然あの車は爆発してしまった。丈次が爆薬入りの時計を轟の車に落してきたのだ。せっかくの賞金を眼の前で逃した丈次は軽い舌うちを残すとまたどこへともなく去っていった。

解説

「現代悪党仁義」の若井基成と「腰抜けガン・ファイター」の林弘明が共同でシナリオを執筆、「河内ぞろ あばれ凧」の江崎実生が監督した“ろくでなし”シリーズ。撮影は「男の紋章 喧嘩街道」の高村倉太郎。

1965年6月23日より

  • 配給
  • 日活
  • 製作国
  • 日本(1965)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト