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続・てなもんや三度笠

時次郎兄ィと小坊主珍念がやって来たのは“日米通商条約調印”でごったがえす下田の港。いつの時代もヤクザの対立はきびしいが、ここ港町を二分する東屋一家と西屋一家の間には、メイン・ストリートを隔てて冷いにらみあいが続いていた。この東西両陣営の対立に頭を悩ましているのは、東屋のボス伝兵衛の一人娘お雪と、西屋の女ボスお兼の一人息子新太郎の恋仲同志だ。のんびり角力見物をしていた、時次郎兄イと珍念、親方のもとを追い出されたフンドシかつぎの茂兵衛と出合い、大阪ヤクザの見せどころと時次郎兄イは茂兵衛を背負いこんだ。フトコロの淋みしい時次郎兄イが思いついたのが、小使いをもらえて、たらふく喰える旅人暮し。そこで早速東屋一家にワラジをぬいだ。ところがこれが大変な見当違い、ボスの伝兵衛がカルメラ焼きに没頭し、時次郎たちは雑巾がけから、まき割りまで三ン下がわりにこきつかわれ、スキッ腹をかかえて西屋に向って大脱走。しかしここでも女ボスお兼にこきつかわれる始末。一方東屋の三十郎は下田を訪れた黒船ポーカー号の爆弾に目をつけ、勘太を通して交渉に乗り出した。東屋一家総出のワイロ戦法で、フラッシュ艦長の心はお雪さんに傾いた。これを知った西屋の新太郎は時次郎兄イを伴にポーカー号に乗り込んだ。お雪と引換えに爆弾を手に入れ、西尾一家を押しつぶし下田の町を自分のものにしようとする三十郎。爆弾を中に争奪戦を転開したポーカー号船上。下田奉行の知る所となり、彼の粋なはからいで、伝兵衛お兼、と新太郎お雪の二組のカップルの“結婚行進曲”が下田のメインストリートに流れていった。

解説

香川登志緒の原作より、沢田隆治、鈴木則文が共同で脚色、「柳生武芸帳 剣豪乱れ雲」の内出好吉が監督した喜劇。撮影は「てなもんや三度笠」の羽田辰治。

1963年10月13日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1963)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト