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大番頭小番頭(1967)

大阪の履物問屋てんぐ商店は老舗だったが、女系家族だから当主の房雄は女房の広子に頭があがらなかった。履物問屋も時代の流れには抗しえず、経営は赤字つづきだった。それをお店第一主義の大番頭善助がなんとかやくりしていた。そんなてんぐ屋へ、一流大学を卒業した原野正二郎が丁稚奉公にやってきた。正二郎は大会社への就職が決っていたのに大阪商人のド根性にひかれてやってきたのだった。丁稚の重助によるソロバンの指導、そして正二郎のために、養女の美代子が大阪弁を教えてくれた。正二郎はつんつるてんの木綿の着物に前垂れをしめて、仕事の苦しさに耐えた。房代の娘絹子が彼に惚れ込んでしまったが、美代子も男らしい正二郎に魅きつけられた。そんななかで店の経営は破産の手前まできていた。善助は正二郎をつれて銀行に日参したが、融通してくる相手はいなかった。そこへ、ペテン師池上が、企業コンサルタントと称して、斜陽の問屋街を取り壊し、一大企業センターを作るという計画を持ってきた。房雄は、義母里江と広子の反対を押し切ってビル建築の契約をしてしまった。折りも折り、不審火でてんぐ屋が焼け、そのショックで里江は死んだ。ある日、房雄はようやく池上のペテンに気がついた。企業センターなどは嘘で、池上はソープランドをやろうとしていたのだった。これを聞いた善助と正二郎は、池上の子分と派手な喧嘩を始めた。警察の調べで火事は池上の放火で、ビルも不法建築であることが分った。そしててんぐ商店は再興されることになり、美代子にプロポーズした正二郎は仲間の丁稚たちと明るい笑顔を見交すのだった。

解説

佐々木邦の原作を、「さそり」の森崎東と「人妻椿(1967)」の桜井義久が共同で脚色し、「そっくり大逆転」の土居通芳が監督したコメディ。撮影は「続・柔旋風 四天王誕生」の河原崎隆夫。

1967年7月19日より

  • 配給
  • 松竹
  • 製作国
  • 日本(1967)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト