血染の代紋

横浜・浜安組の新組長を襲名した郡司健策は、岩切組組長岩切の勧めで、倉庫業への転身を計画した。だが、この計画実行には、アンコ達の住むスラムを壊さなければならなかった。説得に当る郡司の前に幼な友だちで元ボクサーの速水が立ちふさがった。速水は、混血のジョージに自分の夢を託して育てていたが、ジョージの怪我を治す金欲しさから大門組に買収されていた。それに大門もまた倉庫の利権を狙っていたのだ。そんなある日、浜安組の元代貸・黒木が刑期を終えて出所して来た。郡司と黒木の説得で、スラムの住人・大将やドモ竹も協力を約束し、立退きは軌道に乗りはじめた。一方、大門の妨害も激しさを増し、組員の風間が惨殺された。この間に岩切は大門と組んで倉庫の利権をわがものにしようと企んだ。ある夜、大将とジョージが殺された。大門組のしわざと知る速水は、大門への怒りに燃えたった。またこれが浜安組のしわざと思ったスラムの住民は大門組の煽動にのって暴動を起した。大門と岩切の企みを知った黒木は単身岩切組へ殴り込み、岩切と共に命を絶った。この騒ぎの間に大門はまんまと倉庫の利権を握り、新埠頭での起工式に臨んだ。式が終って会場から出る大門と組員たちの前に郡司と速水が立ちはだかった。郡司の短刀が大門の腹を刺した。が、彼の背中にも無数の白刃が襲った。大門に止めをさした速水も銃弾に倒れた。二人は血に染りながら固く手と手を握った。

解説

「日本暴力団 組長」の深作欣二と「不良番長 王手飛車」の内藤誠がシナリオを共同執筆し、深作が監督した任侠もの。撮影は「日本暴力団 組長と刺客」の仲沢半次郎。

1970年1月31日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1970)
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