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極道社長

「三井住友」と大資本家を思わす姓名を名乗り、「社長」の肩書きを大きく刷り込んだ名刺を派手にばらまく、一見紳士風のこの男、実は社員が二人しかいない金融会社の経営者である。ある日、たまたま三井の目前でタダ酒を飲もうとして大芝居を打った小岩大五郎と六条勝男は、見破られ丸裸にされた。途方にくれた二人だが、もともとアイディアマンの大五郎と人一倍生命力の強い勝男は、葬儀屋を始め、何んとなく軌道に乗せることができた。だが、この不況下で手形支払いが多く、現金の不足に困った二人は、三井に金を借りた。待ってましたとばかり、三井は葬儀屋を乗っ取ってしまった。そこで大五郎は次に汲取屋に転業したのだが、資金調達ができず、これまた三井の融資を受けるはめになり、結局、二人は三井に社員として雇われの身となった。やがて、三井はとあることから、念願のキャバレーの権利を手に入れ、ポルノ・キャバレーとして売り出すことにした。早速、大五郎がホステスを引き抜き、養成に当った。名称をキャバレー“竜宮”とし派手にオープンしたのだが、ライバルのキャバレー“ニューヨーク”から売れっ娘ホステスを引き抜いたために、“ニューヨーク”の経営者、山脇は、仕返しとして、警察に強制猥せつ罪として密告した。店長の勝男が責任者として逮捕され、店は一カ月の営業停止を喰った。しかし三井はこの営業停止を逆手に取って宣伝し、二号店を開店した。この手段が功を奏して両店とも大繁盛。怒った山脇は、知り合いの暴力団を使って、三井を暴力で脅迫するが、三井は屈服しない。しかし、欲の皮の突っ張っている三井は、不動産取引きで、山脇の謀略に引っかかり、三千五百万円と店の権利を取られてしまった。ついに三人は、暴力団と対決する決意をし、アイディアマンの三人らしく機智に富んだ作戦で、見事、多勢に無勢の劣勢をはね返し、山脇たちを窮地に追い込むのだった。

解説

人の嫌がる商売をやるアイデア商法で大儲けを企らむ社長と、その個性豊かな部下の活躍を描いた喜劇。脚本は「神戸国際ギャング」の松本功と山本英明、監督は脚本も執筆している「暴力金脈」の中島貞夫、撮影も同作の増田敏雄がそれぞれ担当。

1975年10月18日より

  • 配給
  • 東映
  • 製作国
  • 日本(1975)
  • ジャンル
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